ダブルマイノリティとは、生きづらさを抱えている当事者を、複数のマイノリティ性を持っているという意味で「ダブル・マイノリティ」あるいは「複合マイノリティ」というが、こうした当事者たちは、マイノリティの中でもさらにマイノリティになりやすく、周囲からの差別・偏見や社会的な生きづらさなどから、通常の社会生活を送ることに大きな困難を抱えるケースが多い。
一般的に、LGBTであるセクシュアル・マイノリティ当事者に対する差別・偏見がいまだ根強くある中で、障害や疾患あるいは外国籍などその他のマイノリティ要素を持っている当事者の存在は、なかなか社会に浮かびあがらずに「いない」者として扱われている状況は決して否めないのが現状だ。
マイノリティの中でも更にマイノリティになりやすいため、ダブルマイノリティに特化したサポート、もしくは包括したサポートが必要となる。
また、マイノリティの定義としては、数的な少数者としての意味合いのほかに、社会構造的弱者も含まれることもあり、
女性×LGBTをダブルマイノリティととらえることもある。
<日本におけるダブルマイノリティ>
●LGBT×地方在住者
●LGBT×外国人・外国籍
●LGBT×障害者
●LGBT×女性
●LGBT×貧困
など・・・
*立教大学 社会福祉WEBニュース「ダブルマイノリティの悩み」・・・http://www.rikkyo.ac.jp/research/laboratory/ISW/sfnews36-5.html
*SINODOS LGBT旅行記「ニューヨークで出会ったたくさんの仲間」…http://webronza.asahi.com/synodos/2014011600001.html
*HNKバリバラ「ダブルマイノリティの悩み」・・・http://www.nhk.or.jp/baribara/baribarar/pdf/140921_baribara_r.pdf