GAPIMNY~アジアにはアジア流のLGBT理解拡大の方法がある…?~
9月 3日
LGBT×ダブルマイノリティ
訪問団体:GAPIMNY
●こんな団体!
今年で23周年のこの団体は、全てボランティアによって構成されているグループで、アジア太平洋地域のゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの人たちのエンパワーを目的に作られました。
アジア出身のしかもゲイ、バイセクシュアル、トランス男性に特化している団体で、そうやって限定している理由として、ニューヨークのLGBTコミュニティは、まだまだ白人社会で、アジア系だと近寄りにくい雰囲気があることと、NYCのアジア系のコミュニティの多くが、自分の母国の文化を受け継いでいて、アメリカとはまた違ったLGBTに対するアプローチが必要であることがあるようです。
具体的に行っていることは、社会的、教育的支援、文化的・政治的活動などです。当事者同士のコミュニティを強化すること、可視化を進めることなどが目的のグループです。
●ここで行ったこと
団体の方が7人ほど来て下さり、メンバー8人も合わせた全員が机を囲んで座り、まず自己紹介、GAPIMNYの紹介、LYJの紹介、LYJのメンバーのうち3人からのカミングアウトストーリーのスピーチ、双方からの質疑応答、という流れで進みました。
終始和やかな雰囲気で進み、団体vs日本からのゲスト、みたいな感じじゃなくて、団体の方もメンバーも、みんなが対等な立場で質問や、意見を言い合うような雰囲気でした。
アジア系の方の集まりということで、日本人の方が7人中3人もいらっしゃって、日本の状況なども議論できました。
●この経験から学んだこと、同じアジアの問題に向き合う者として。
とてもいい雰囲気で私たちを迎えて下さって、日本のLGBTに貢献したい、という思いが伝わってきました。
アジア系だけに特化している理由が、文化の違いで、事なったアプローチをしなければいけないということで、それが日本での活動にも繋がるのかな、と思いました。
日本はアメリカが個人主義なのに対して集団主義ですが、その中でどのようにして性の多様性を広めていけばいいと思うか、という質問に、GAPIMNYがしているのは、文化に合わせて、異なるキャッチフレーズなどを考えることがとおっしゃっていました。例えば、デモなどの看板で、’Some people are gay, get over it.’ といった個人主義的なキャッチフレーズより、’I’m gay and still your family/son/daughter.’ のような家族に焦点を当てたアプローチの方が日本では効果的かもしれない、ということを言っていて、なるほど、と思いました。
LGBTの活動がアメリカよりも遅れている理由として、日本にはアクティビストに対してマイナスのイメージを持っている人が多いので、そのイメージを変えて行く必要もあるのではないか、という意見も印象的でした。
訪問団体hp:
(記事:かんこん)
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