Day 6-1

ACRIA ~医療関係者・LGBT両者に求められる”ヘルスリテラシー”~

9月  5日

 

LGBT×医療    

 

訪問団体:ACRIA

 

●こんな団体!

ACRIAは、HIVクライシス後半の時期にあたる1991年、HIV/AIDSリサーチとエデュケーションを目的に設立されました。

 

リサーチでは臨床経験をもとに薬の効き方やより健康を保つ生活方法についてなど身体面に関してだけではなく、behavior researchと呼ばれるメンタル面についてのリサーチ、ヘルスリテラシーについてのリサーチも行われています。

 

エデュケーションでは主にワークショップ形式で医療関係者や当事者にアプローチしています。

 

●ここで行ったこと

まず、職員の方1名から団体概要を伺った後、別の職員からLGBTにとってヘルスリテラシーがいかに重要かについてロールプレイングを交えた詳しいプレゼンテーションを受けました。

 

団体概要では、ヘルスリテラシーとは医療を受けるうえで必要な言語や文化的差異からくるギャップをうめる力のことを指すこと、ACRIAのリサーチではアメリカで45%の人がヘルスリテラシーが低い水準にあるという問題について言及がありました。

 

プレゼンテーションでは、LGBTにとってのヘルスリテラシーの重要性が語られました。LGBT層は医療を必要としているにもかかわらず、医療関係者にヘルスリテラシーが不十分なせいで、満足な医療が受けられていないという問題があるとおっしゃっていました。

 

●ここが画期的!

ヘルスリテラシーという概念が画期的だと思いました。アメリカは様々なバックグラウンドを持った人が多いことから文化的マイノリティを生みやすく、こうした考え方が広まったのだと感じました。それをLGBTQ層にも適用して考えていて、HIVを筆頭に医療を必要とする人が集中しているLGBTQ層への配慮があるというのはすばらしいです。

 

友人に聞いたところ日本の医学部ではLGBT教育がある学校もあるそうですが、あくまで「そういう人もいる」という教育であって「医療行為をするうえで必要な知識」としては教えられてないそうです。まずはその意識転換がはじまればいいと思います。

 

訪問団体hp:

http://www.acria.org/

 

(記事:あたりめ )