トランスジェンダー特有の問題を法制度から支援・アプローチ!
【訪問団体】
昨日に引き続いて、ツアー4日目、私たちはTLDEFという団体を訪問しました。
TLDEFは、Transgender Legal Defense and Education Fundの略でトランスジェンダーに関する法的支援や啓発活動を行っている団体です。
【ここで行ったこと!】
団体の紹介をしてくれたのはNoahさん。朝早くからにもかかわらず、素敵な笑顔で迎えてくれました。
Noahさんには、主にトランスジェンダーと、医療・法律に関することについてお話していただきました。
メンバーのほか、スーパーバイザーのまめたさんも身を乗り出すように質問をしていて、本当に貴重なお話をお聞きすることができました。
【感想】
(*写真は団体の紹介をしてくれたNohaさん)
TLDEFは主に、大きな裁判案件を取り扱うことで、州法の改正や運用に働きかけていると聞きました。
例えばパスポートなど、実際に起こった案件で裁判を起こすことによって、法律の瑕疵を明らかにする、という方法はとても画期的で、実際に不利益を被っている人がいる、というリアリティーのある啓発活動だと感じました。
運営には、法学に精通したポロボノ(専門的なボランティア)が深く関わっており、欠かせない存在になっています。
アメリカでは日本とは違い、州が管轄する範囲と国が管轄する範囲が異なる場合があるため、日本とは違う二重性があることも教わりました。
インタビューの中では、Nohaさんから日本の状況についての質問もあり、メンバーそれぞれが自分の置かれている立場を紹介し、どうすれば状況を改善できるか、ということを一緒に考えました。
Nohaさんの話しの中で、「LGBTに関して社会が変わっていく、その変化の速さを実感している」という言葉が印象深かったです。
(保井)
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