The Trevor Project

若者の自殺をなくすため、危機感を持たせるデータを駆使する

【訪問団体】

【団体概要】

The Trevor Projectは世界138ヵ国、約10万人のユースが参加している若者の自殺防止や危機管理を行う団体です。主な活動として電話でのサポートの「The Trevor Lifeline」、メッセージを提供しサポートを行う「The Trevor Chat」、LGBTQに関する情報を提供する「The Trevor Text」があります。特に「The Trevor Lifeline」は24時間受け付けており、1998年の団体設立からこれまでに受け応えをした数は、トータルで40万件にものぼる大規模なサービスです。

【ここで行ったこと】

まず初めに代表のサンドラさんから団体の紹介をしていただきました。ここでは「たった1人の大人がLGBTQの若者に対応すれば自殺のリスクは30%も低くなる。」など、私自身も知らなかった驚きのデータを数々紹介していただきました。

 

その後、参加者が日本の現状についてプレゼンテーションを行い、その場に来ていた団体のボランティアの方々も交えて質疑応答やそれぞれアメリカ・日本の現状に関する意見交換やディスカッションを行いました。

 

最後に写真撮影を行い団体を後にしました。2時間の滞在でしたが本当にあっという間でした!帰り際、プライドパレードで使っていたTシャツをもらえたのは感激です。

【感想】

とにかくデータ、数字が大切だということを再認識しました!前日に訪問していた団体でも感じたことですがデータこそが人を動かすのにすごい影響力を持っていること、私自身もデータをみて”何とかせずにはいられない”と感じた1人だったので身をもってデータこそが人々を巻き込むことができるのだと思いました!

 

よく当事者が声を上げていく過程で「結局それって自分のためだけにやってるんじゃないの?言ってるんじゃないの?」「自分が生きやすい社会のためって独りよがりじゃない?」と言われてしまうことがあると思います。ですが、そうではなく社会にある諸課題の1つとしてLGBTQのトピックを扱っているという捉え方を多くの人に分かってもらう、そして多くの人がその意識で課題に取り組むようにするためにはデータ・数字というのはキーアイテムになるものだと感じました。(さっとぅん)