Gay Parent Magazine

LGBTファミリー!

【訪問団体】

【団体概要】

1998年LGBTファミリーを特集する雑誌。初めて親になることを希望しているLGBT向けに発行され、ダウンロードは有料。紙媒体は全米ゲイコミュニティーセンターや書店を通して無料配布されている。

【アクティビティ・感想】

編集長さんのお宅にお邪魔し、夕食のピザをいただきながら、編集長さんと娘さんのお話を伺うことができました。またこちらからはKODYさんが、日本のLGBTとメディアについてのプレゼンテーションをしてくださいました。

 

長い間定期的に雑誌を発行するとなると、かなり大変かと思ったのですが、一番大変だったことは何ですか?と伺うと、「困難にぶつかったことはない」とのことで、モチベーションはどうやって保っていますか?と伺うと「大変だけど、他の人に伝える素晴らしい仕事」だと仰られていて、パワフルな方だなと思いました。しかし一方で、子育てをするとなると学校や近所付き合い、病院など、オープンでなければならない場面も増えるとのことで、子育てをするからこその苦労もあるのかなと思いました。

 

また娘さんからは学校の様子や、学校の子たちに親の話をした時の周りの子の反応を伺うことができて興味深かったです。例えば、先生がカミングアウトしたときなどは、初めは幼稚な反応だそうですが、だんだん受容していったそうです。

 

お母さんが2人いるんだ、という話をすると、Coolだね!と言われることも多いそうで、たまたま当時付き合っていた子もLGBTファミリーだったことも(!)あったそうです。

 

日本でも子育てをするLGBTの知り合いが何人かいるのですが、まだまだLGBTの中でも見えにくい存在なのではないかと思います。また、LGBTの親に育てられた子どもの声を直接聞くのは初めてだったので、聞けて良かったなと思いました。日本ではまだまだ顔や名前を出してメディアに載ったりすることはリスキーかもしれませんし、「お母さんが2人いるんだ」とは言えない状況かもしれません。しかし、子育てをしたいLGBTはいるはずですし、まずは日本におけるLGBTへの偏見が減り、情報が手に入りやすくなればいいなと思いました。草の根活動頑張ります*(ゆい)