参加者の声・スタッフの意気込み

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LGBT Youth Japan代表 じー

『変えたいことがある!でも、どうすればいいんだろう』

そう感じている人の後押しがしたい。それが、ツアーを実施する私の思いです。スタディ・ツアーは、LGBTイシューの現状を一面的ではなく多面的に、そして他のメンバーの考えも含めながら理解することを目指す「事前研修」から始まります。アメリカ・ニューヨークでは、現地の先進的な取り組みを見聞きするだけではありません。ツアー中に感じたこと、考えたことを「消費的な経験」ではなく、「次に繋げる経験」にするための振り返りの時間を設けます。そして何より、『このツアーに参加したい!』と思い立った「熱い原体験」を言語化し、より熱く行動につなげていくお手伝いをしたいと思います。

第2回ツアー参加者 H.Y.さん

1.ツアーに参加する前のLGBTへのかかわりはどのようなものでしたか?

ツアーに参加する前は、当事者としてLGBTサークルに参加するだけであまり積極的に活動はしておらず、LGBT問題に関しては漠然とした問題意識のみでした。いろいろな人へカミングアウトしていた途中だったということもあり、自分ができることもきっと多くはないのだろうと考えていました。


2.ご自身夢プロの内容・感想・成果を教えてください

自分がまず取り組もうと思ったのは「当事者の意識を変えること」でした。LGBTサークルなどコミュニティにアクセスすることができた当事者でも、それに満足してしまうだけで、これからの人生で抱えるであろう不安・心配事や、ほかの人が困っていることなどを社会問題として考えるきっかけが少ないと感じたので、自身が所属しているLGBTサークルで勉強会や就活支援のため卒業生との関わりの場を設けるなどなどコンテンツを充実させました。自分が完全なオープンでなくてもできることがたくさんあるし、こうした小さな積み重ねが大切だということを感じました。

第1回ツアー参加者 白石朋也さん

1.ツアーに参加する前のLGBTへのかかわり

大学のLGBTサークルの代表として団体の運営をしていました。


2.ツアーの中で一番学びになったこと

NPOの運営体制についてです。訪れたNPOには各部署をごとにそれぞれのプロフェッショナルがおり、また、非営利の団体といえども持続的な組織運営を支えるための資金集めを積極的に行っていることが印象的でした。また、例えばHIV/AIDS予防啓発を目的としたNPOでは、自分たちの活動の認知や社会に伝えたいメッセージをメディアに露出させる為に、路上で周囲の目を引くようなパフォーマンスを行うなど、少ない財源で最大の効果をもたらす為の工夫がなされていました。日本でのHIV/AIDS予防啓発の現状を見ると、広告入りティッシュ配りやパネル展示などが主であり、啓発の重要ターゲットである若者の関心を魅く為にはこの方法は相応しくないと感じていたのでとても参考になりました。


3.ツアーに参加してよかったこと

LGBTがもっと生きやすい社会を作るためになんらかのアクションをしている、もしくはこれからしようとしている高い意識をもった参加者、スタッフのみんなと出会えたことです。そして、アメリカで出会った人々やたくさんの思い出から日本で活動するエネルギーをもらったことです。


4.ツアー後の活動や生活の中で、何かツアーから影響を受けているもの・ツアーでかわったこと

アメリカでのスタディーツアーに参加して自身がとてもエンパワーメントされたので、日本でもこのような取り組みができないかと思い、関西を中心に、自身の性に戸惑うLGBTユースが人生のロールモデルとなるような大人と出会えるためのスタディーツアーを行う団体Plantseedsを設立しました。2014年6月に第1回目となるツアーを実施予定です。アメリカでの経験をいかして、今の自分にできるLGBTが生きやすい社会になるためのアクションを行っていきたいと思っています。

LGBT YOUTH JAPANスタッフ じったん

社会を変えたいという同じ志を持っている仲間と、一緒にNYに旅立つ…すごくワクワクしませんか?私は、とてもワクワクしています!私がこのツアーで何より大切にしたいのは楽しむこと!ツアーに興味を持ってくださった皆様の熱い気持ちを吸収して、できる限りのサポートをしていきます。このツアーを通し、さらに志を強固にして、一緒に楽しく社会を変えていけるような仲間を作っていただきたいです!

第1回ツアー参加者 かんこん

1.ツアーに参加する前のLGBTへのかかわり

カナダへ留学していた時にLGBTに関する話題に興味を持ち、帰国後からいくつかの団体に参加し始めていました。その延長線上で参加したのが去年の第一回スタツアでした。なので、ツアー前はそれほどLGBTコミュニティに精通していませんでした。


2.ツアーの中で一番学びになったこと

訪問団体のほとんどが排他的なグループではなく、当事者も当事者でない人にもオープンであったため、当事者でない人を巻きこんで行くことが大切であることを痛感しました。そして、自分の目で多様性を目の当たりにできたことも大きいです。やはり日本でセクマイの活動をしていても普段の生活で多様性を目の当たりにすることが少ないため、テレビでもネット上でもなく、直接、多様性とそれがどのように普段の生活の中にあるのかを見て感じる経験はとても貴重なものでした。


3.ツアーに参加してよかったこと

これから日本での状況をよくしていくために必要なことを自分なりに理解し、それに対して行動する原動力となったことです。そしてそのための見本、コネクションや仲間を持てたことは今も活動している上でとても重要な役目を果たしてくれています。


4.ツアー後の活動や生活の中で、何かツアーから影響を受けているもの・ツアーでかわったこと

少数派の問題解決には、可視化がとても重要であることを学んだため、大学の友達にセクシャリティの話をしたり、SNS上で積極的に発信したりしています。また、自分で立ち上げたサークルでも、発信することにより重きを置くようになりました。発信をしているとまたそこから意外な人脈が広がることもあり、可視化の効果はとても大きいです。また、セクマイや多様性に関して話す時に、日本での話だけでなく、海外での実体験などを交えて話ができるようになったため、少しは自分の話に説得力がついたかなあと思います。また、ニューヨークで感じた多様な人々が一人一人尊重されている「あの心地よい感じ」を日本でも実現したい、という思いは毎日の私の生活にポジティブな影響を与えています。